筆者プロフィール
印刷業界のスーパー営業マンとして19年間トップの実績
主な実績
- 入社2年目で新規受注獲得1億円を達成
- 営業マンとして19年間常に毎年目標を達成
- 年間売上最高2億円以上
- 年間3000件以上受注
「利他」 について
コミュニケーション
こんにちは。
今日は 「利他」 について少し考えてみたいと思います。
私はセミナーで 「利他」
と言う言葉は使わずとも
私たち営業は
「お客様が喜んで頂けることを考える」
「お客様の目的達成のお手伝いをする」
「お客様とお話しする時、会う時は相手視点にたつ」
と言うことをお伝えいたします。
当たり前のような言葉ですが、捉える人によって同じ言葉でもニュアンスが変わってしまいます。
「利他」という言葉を調べるとサイトによって微妙に違い、
自分を犠牲にしてでも他人の利益となるように図ること。自分のことよりも他人の幸福を願うこと。
という意味合いの説明が出てきます。
ビジネスにおいて大切にされている言葉なのに、一部違和感があります。
犠牲?
時と場合によっては必要となると思いますが、犠牲のうえの行動は続かないと思うのです。
自分の儲け(利益)・目的達成ばかり考えていては相手にとってのベストパートナーとなりませんので、継続的な結果は出ません。
相手を思って利益が出るように考え、
出来ることを精一杯務めることで、結果を出す。
相手が喜べば自分も嬉しい。
相手が儲かれば自分も儲かる。
綺麗事のようで綺麗事でなく、
やはり「利他」の後ろには、自分の満足や自利もあるものだと思います。
それが普通なのだと思います。
そこに、どちらの犠牲も必要なく、どんな状況でもお互いにとって良い中間点を探れる思いやりと、一貫性が必要なのだと思います。
その時に良くあるトラップは、
自分のリソースでなく、お金に頼ってしまうことです。
(極端な値引きや豪華な接待 など)
「結局は値段が安かったら喜ぶでしょ。」と思われがちです。
もちろんお金も大切な要素です。
と同時に本当はその先だと思います。
例えば、常に値引きを言ってくる相手は、本当に安くしたいだけなのか?
・比べる対象があって値段が格差がある。でもお願いしたいと考えてくれている。
・いつも上乗せしてくると思われている(信頼がなくなっている)
・会社の中で見える結果を出したい。社内で認めてもらいたいとおもっている。
・自分を粗末にされたくないとおもっている。(権限をもっているアピール)
・予算が決まっていてその中で依頼しなければならないので仕方がなく。
など・・・
これらの内容のように、違う目的の為の手段であれば
お金以外のことで解消されます。
お仕事をしている中では理不尽な要求をされて飲まざる得ない場合もあるでしょう。
それは 「利他」 なのかもしれませんが、無理が生じては続きません。
理不尽は解消し、お互いにとって良い点を見つける為には
なぜその要求をされたか理解しようとする思いやりのアプローチが重要だと思っています。
「利他」とは
相手に利益を与えること。自分の事の前に相手の求めてるものを満たすこと。相手の幸福を願うこと。
が、私の心地が良い解釈です。
良いパートナーとして続く関係を作りたいものですね。